今まで気恥ずかしさとくすぐったさ、それに伴う初々しい快感しか感じていなかった綸は怪訝そうに小首を傾げる。やはりこれからの事を理解していないのだ――――――挫けそうになる気持ちを奮い立たせ、荘三郎は丁寧に説明をする。
「そりゃあ男のモンを初めて受け入れるんだ。ただでさえ痛いって言うのに、身体を強張らせていたらますます痛くなるだろうよ。何ならちょっと触ってみるか?」
荘三郎は一旦太腿への愛撫を止めると、その手で綸の手を引き己の逸物に触れさせた。その熱を帯びた固く強張った逸物に瞬間、綸はビクリ、と身体を震わせる。
「こ、こんなに・・・・・・大きいの?」
「人並み程度、ってところさ」
照れ隠しにぶっきらぼうに言い捨てると、荘三郎は綸の手を開放し、再び綸の脚の間に手を滑り込ませる。
「だけど、初めてのおめぇにとっちゃ俺の貧相なモンでも辛いだろ?だから力を抜けって言ってるんんだ。ま、無理みたいだけどさ」
そう言いながら荘三郎の指は綸の脚の一番奥にあるひこばえを掠めた。既に露をたっぷり含んで濡れているひこばえの表面をそっと撫でるだけで、綸は熱っぽい吐息を吐く。
本当ならこのまま一気に突き進みたいところだが、綸をこれ以上怖がらせるのは得策ではない。じっくり、時間をかけること荘三郎は覚悟する。
「最初は変な感じがするだろうけど、そのうち慣れてくるから」